作品の中に相反する要素を共存させ、既存の価値観へ問いかけを行う画家 野村康生は、本展で「ecosphere」をテーマとした作品を発表いたします。天地創造の起源として西洋思想で語られる「カオスとコスモス」、東洋思想で語られる「アミニズムとマンダラ」を、モチーフ•色彩•構図等に落とし込み高度な技法で表現し、二つの思想が密接に交わる狭間に新たな価値観を提示します。
また本展ではIOSSELLIANIのコレクションテーマ「galactic appeal」より着想を得た作品を展示。ジュエリーと作品が創りだす宇宙観をお楽しみください。
“ecosphere”とは現代宇宙科学で云う”生命が誕生するのに適した天文学上の領域”を指します。私たちの眼は人類以外の知的生命体を求め、銀河の遥か彼方に水と大地のある惑星を見つけ出すまでに発達しました。生命の神秘を求め理想を希求するその眼は、一方で私たちが暮らす地球の急進的文明発展をどのように見つめてきたでしょうか。人類はいま立ち還るべき”原初の眼”によって 自らの”生態圏”を見つめる時だと考えるのです。
野村康生
会期 : 2012年08月30日 (木) – 10月21日 (日)
時間 : 11:00 – 19:30
会場 : IOSSELLIANI T-02-IOS
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-1-15 2F
Web : http://www.hpfrance.com/iosselliani/art/archives2012