Summary
2023年2月、野村初の宇宙アートプロジェクトがいよいよ国際宇宙ステーション(ISS)へ送られます。
・PIONが宇宙に出て私たちに見せるもの。それは私たちすべての内なる世界。未知なる自然(じねん)
”私たち”とはビッグバンによって誕生したこの宇宙すべての物質、時間、記憶。PIONは時空を裏返し、内と外へと無限に広がる宇宙のすべてを写し出す二次元の鏡。PIONは私たち自身の内なる経験や記憶もすべて宇宙の一部であることを見せる宇宙に開かれる”目”であり”姿観”なのである。
・概要
6.8cm角のアルミプレートの両面にレーザー加工で線画を刻印。
フロリダのNASAケネディ宇宙センターから輸送船ロケットによって国際宇宙ステーション(ISS)に運ばれ、船外に設置、6ヶ月間宇宙空間に曝露された後に回収、地球へ帰還する。
表は外に広がる宇宙へ、裏は私たちの内なる宇宙へと向けられる眼差しである。
PIONは内と外、双方に広がる宇宙の境界面に存在するインタラクティブなインターフェースであり、宇宙の全てを写し出す”姿観”といえるものだ。
西洋的な近代テクノロジーが克服する対象として押し広げてきた外に広がる自然(Nature)と、東洋的な精神性が見つめる内なる自然(じねん)を相互に重ね合わせてUnitedする。アート作品が宇宙へ出ることの意味と価値をここに示したい。
WORKS
「ほしの姿観」(通称 PION Plate)
2022
アルミニウムにレーザー刻印、アルマイト加工
68 x 68 (mm)
SPACETAINMENT x SpaceBD 公式プレスリリース →